自分は何を見ているのか

改めて、「自分は何を見ているのか」ということを再認識することが重要なんじゃないかと思った。

 

例えば、テレビ。

ワイドショーや報道番組では毎日「これが問題だ!」と様々な情報が流れているが、実は自分が見ているものは「テレビ画面」であって実際に何かが起きたその場面を見ているわけではない。

 

「あぁ、またこんな悲惨な事件が起きて、いつになっても世界は平和にならないな。こんなバカな人がいるからいつになっても…」

 

とマインドはあれやこれやと沸騰するが、自分が見ているのはテレビという機械の画面を見ているだけであって、その向こうで本当に何かが起こったと思い込んでいるのは思考システムである。

 

スマホでも同じことが言える。ネットニュースや誰かへのヘイトなどがあるが、自分が見ているのはあくまで画面であって、見ている情報への反応というのは思考システムでしかない。

 

そこで、テレビを見ている時、内容を意識するのではなく画面やテレビのフレームなんかに意識を集中してみる。すると面白いくらいマインドは何も思わない。交通事故やコロナのニュースを見ても、それはニュースではなく「模様」として捉えることができる。