嘘をつくこと

嘘をつくこと自体に良いとか悪いとかはないが、「嘘をつかなければこの場を動かせない」という思考に問題がある。

 

その場面の空間、環境は自身が創り上げたものでその責任は自分自身にある。

 

嘘をついてそこから逃れようとする行為は外側に力を与えることであり、逆にいうと「自分は無力だ」と言ってるようなものである。

 

自分が動かないとこの場は動かない…これは従来の客観思考に基づく反応であり、物理場がただの「像」であることを否定した上で成り立つ思考だ。

 

無理やりにでもこの場を動かそうとした時点でいつもの自己否定、それを正当化する思考、客観思考に戻ってしまう。

 

自分が行動すべきときは必ず向こうからその「機会」がやってくるし、一切何かを正当化する必要はない。何か嘘をつこうとしたり正当化しようとする思考があるなら黙って見過ごすべきである。

 

数年前に読んだ「神との対話」にしつこく書かれていた「すべきことは何もない」というのは自身を正当化して外側を変えるために動く必要はない、ということだったんだなと改めて理解した。