『生命』の神秘を感じた時のこと
エックハルトトールの『ニューアース』を読んだ時のことです。
18歳の時に現代の医学では治療不能の難病を発症した私は、少しでも症状を良くしようと民間医療等の勉強を始めました。
東洋医学やスピリチュアルの本を読んでいくうちにエックハルトトールという作家の本に出会いました。
その本は人間の自我についての狂気性と意識の本質とは何なのか、身体との関係性などについてとても分かりやすく書かれており、読んでいるだけでボロボロと自分のエゴが崩れ落ちていくのを実感しました。
自分の心が空っぽになるのを感じ、私は恍惚とした想いで本を閉じ一旦お風呂に入ろうと一階に降りました。
リビングでは飼っているネコがいびきをかきながら寝ており、その毛を撫でようと手を伸ばした時、急に目の前のネコからとても大きな目に見えないエネルギーが私に向かって放射されるのを強く感じました。
それと同時にそれは『生命』と呼ばれるものの本質であり、自分の身体全身にもそのエネルギーが強く流れていることが直観で理解できました。
そして何よりそのネコから出たエネルギーは私の胸の位置にある光るエネルギーの出入口のようなものに入り、ネコを自分の内側に感じることができました。
私は突然の体験に驚き、後ずさりしましたが、なぜか意識は幸せというか至福のような感情に支配されていました。
そして10秒もしないうちに、その感情は驚き固まっている私を残して意識の底のほうに消えていきました。
この時の体験は『生命』の神秘さ、偉大さを私に教えてくれました。
たまたま本を読み一時的にエゴが解体され、心が空っぽになったことで出会えた体験でしたが、意識にはまだ自分が知らない領域があるんだと学ぶことができました。
- 作者: エックハルト・トール,吉田利子
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
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