コミュニティ、家族の呪い ①

BOOKOFFで「愛と呪い」という漫画の一巻をチラ読み。

この漫画は半分?くらいノンフィクションのものらしく、主人公の女の子が幼少の頃から父親に性的虐待を受けていたり、母親がへんな宗教にハマっていたりと結構エグい環境で育ってきたことが赤裸々に描かれている。

 

こういった「閉じたコミュニティ」では世間とは隔離された常識が通用するし、一見非道徳的でも周りがOKを出せばそれでいいのだ。

その上抜け出したくても、社会的な保証だったり生活のためだったりで中々逃げる事は出来ない。

何が言いたいかというと、要は「家族とは呪い」だという事。

 

親がいて、子供がいて。家の中でのコミュニティはそれぞれの家族で違ったものがある。親は親なりの愛で子に接するが、必ずしもその愛は子にとって有益なものになるとは限らない。かえって辛くのしかかってくるものかもしれない。

 

個人的に特に重くのしかかってくるのが「愛したのだから愛せ。」という常套句。子の為に尽くしたのだから子も親に尽くさなければいけない。感謝しなければならない。

 

自分は世間の「親」という存在に対する畏敬の念を抱け、的なスタンスがとても嫌いだ。

親だから愛さないといけない、気を遣わないといけない、親孝行しないといけない。

 

別に自分は幼少期に虐待を受けていたわけではないし、両親は共に優しい人ではあった。だからって自分がその二人と繋がっていたいとはあまり思わないし、そもそも二人とも完全な「地球人」なんだよね。価値観が合わない。だからって嫌いってわけではないけどね。

 

それでも一緒にいないといけないような感じ、気を遣っておかないと、世話を焼かないといけないような感じがするのは自身の中にあるインナーチャイルドとも関係しているのかもしれない。

 

コミュニティ関連でいうと、最近「いじめ保険」という面白いワードを見つけた。

学校でいじめを受けた際、加害者家族との面会の同席や訴える際の費用などを負担してくれるというもの。

内容を見た時めっちゃ草生えたわ。こんなことまでして学校って行くものなのか??笑

 

そもそも学校って何のために行くんだろうか?

学歴のため?集団行動を学ぶため?少なくとも自分は「人間」という枠内での努力だったりマナーだったりが抜けつつあるから理解し辛くなっているけど、それ抜きで考えても学校に行くという選択肢がよく分からない。

 

今の時代、学校に行く方がデメリットだらけな気もする。将来的には「え、学校なんて行ってるの?物好きだねぇ」なんて事になるのかもしれない。